一般会社員やしんこの1型糖尿病奮闘記

糖尿病でも明るく楽しく笑ってこをモットーに!

持続血糖測定器「FreeStyle リブレ」について

●はじめに

 本記事では持続血糖測定器「FreeStyle リブレ」について、概要と実際に私が使ってみての感想について書いていきます。

●FreeStyle リブレとは

 持続血糖測定器「FreeStyle リブレ」(本記事では以下リブレ)とは、腕にセンサーを取り付けることによって間質液中のグルコース濃度を測定出来る機会になります。

 測定するのは血糖値ではなくグルコース濃度ですが、ほぼ同じような物らしいので実質血糖値測定器です。

 グルコース濃度の詳細については下記リンクを参照してください。

患者さん向け:グルコース値と血糖値の違い|FreeStyleリブレ情報サイト

 

 これまでの指から血を出して測定するものと違い、専用の機械やスマホアプリを使ってセンサーにかざすことで測定出来きます。専用のアプリは病院とリンクすることによって病院側にもデータが送られ、医者が測定結果を見ながら指示を出します。

 リブレの詳細につきましては下記リンクを参照してください。

患者さん向け:特徴|FreeStyleリブレ情報サイト

 

 簡単に言うとスマホで血糖値測れる凄い!!ってことです。次からリブレを実際に使用しての各々について所感を書いていきます。

●センサーについて

 リブレでは上記写真のように腕に500円玉くらいの大きさのセンサーを腕に取り付けます。センサーからはかなり柔らかい針が出ていて、その針で測定を行います。

 まずセンサーの取り付け時ですが、専用の器具にセットして腕にスタンプを押すようにして取り付けます。センサーの針が出ていて痛いのではないかと思いましたが、まったく痛くありません。このブログを書いてる時点で1回取り換えてるのですが初回、2回目とも痛みがなく驚きました。痛くない理由はわかりませんが、おそらく柔らかい針のおかげかなと思います。

 センサー自体はガーゼのような両面テープで肌と接着しておりますが、シャワーを浴びても全く剥がれる気配がありません。取り付けてから湯舟はまだ浸かったことがないので不明ですが、おそらく剥がれることはないと思います。剥がれないのは素晴らしいことなのですが、その分接着は強力ということで、剥がした後、私は少し肌が赤くなります。(写真がちょっと分かり辛くてすみません)

 着け心地につきましても、違和感なくストレス等もまったくありません。ただ、服を着るときに引っかかるので、そこだけは気にしなくてはいけません。

 

●アプリについて

フリースタイル リブレリンク

 私は専用の機械とアプリの2種類がある中で自分のiphoneに「フリースタイル リブレリンク」というアプリを入れて、血糖値を測定をしております。

 測定の履歴を見れたり、食事の履歴やメモを残すこと、画像のように日ごとで1日の血糖値のグラフを見ることも出来ます。自分のスマホで測定できるので、余計な機器を追加で持たなくてもいいし、手軽に測定と記録が出来るため面倒くさがりの自分でもこまめに測定が出来ております。

 さらにいい利点としまして、病院と連携しているため自動で病院へデータが送られます。前回の記事(下記リンク)でも書いたのですが、病院にインスリンの投薬量の相談をする際に、病院側がリブレの測定データを確認していたため話が非常にスムーズでした。実際、低血糖起こしていた時に、病院に連絡すると数日のデータをもとに方針を指示してもらえました。口頭で説明するよりも確実で手間もないため、非常に優れたアプリだと思います。

yasinkotounyou.hatenablog.com

 リブレリンクのイマイチな点としましては、アプリが妙に重いのかボタンを押してからしばらく反応がなかったり、測定してから結果が画面に表示されるまで結構なラグがある所くらいです。私のスマホはiphone12 miniなので重いのは本体のせいではないはずです・・・(多分)。

リブレ リンクアップ

 家族が糖尿病になって心配、学校などに行っている子どもの測定値を随時知りたい親などに便利なのが「リブレ リンクアップ」です。

 これはリブレリンクと連携することで、測定する本人のスマホから連携した他の人のスマホへとデータが自動で送られ見ることが出来るアプリです。

 リブレリンクのように測定機能はなく、詳細なデータまでは見れませんが、測定履歴やその日のグラフなど普段見る分には十分なデータが見ることが出来ます。

 妻はこのリンクアップを入れて連携しており、500超えたときや低血糖が起きてる時は一緒に慌てふためいておりました(笑)。

 データが自動で送られるため、家族も安心の良いアプリです。

●リブレの総評

リブレを約1ヶ月使って感じた良い点と悪い点を以下にまとめました。

●良い点

スマホで測定が出来る(手軽・荷物が増えない)

・病院・家族に自動でデータが送られる

私の苦手な指に針を刺しての実測をしなくてもよい(これが一番素晴らしい)

・装着が痛くない

・センサーに対する日頃のストレスが少ない

 

●悪い点

・2週間に1回付け換えが必要

・計測結果に実測と誤差がある時がある(60とか差が出るときがある)

・付け替えした直後~2日程度は値が安定しない

・結構価格が高い(保険適用でもまぁまぁ高い)

 ※2017年9月1日より保険適用となっている

 

 海外ではリブレ2なるものがあるらしく、低血糖になったらアラートを鳴らしてくれるなど便利な機能が追加されているそうで、日本でも早く採用されることを願っております。低血糖は特に今、気を遣っているので自動でお知らせしてくれると非常にありがたいですね。なんならわざわざスキャンしないでも自動でスマホにデータを送ってくれって感じです(笑)。

 非常に便利な物なので、1型糖尿病になった方はぜひ付けることをオススメします!

●最後に

 今回はここまで。本ブログが少しでも糖尿病患者さんの役に立てたらと思います。

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